Frontend Weekly 2025-08-22
Next.js 15.5がリリース
日付:2025年8月18日
Next.js 15.5がリリースされた。このバージョンでは、Turbopackを使用したproduction buildがbeta版として利用可能になり、MiddlewareにおけるNode.js runtimeおよびTyped Routesがstableになった。
- Turbopack builds (beta):
next build --turbopack
コマンドで、Turbopackを利用したproduction buildがbeta版として利用可能に。 - Node.js Middleware (stable): MiddlewareのNode.js runtimeがstableに移行。
- TypeScriptの改善:
- Typed Routesがstableになり、アプリケーションのルートに対するコンパイル時の型安全性が向上。
PageProps
やLayoutProps
のようなグローバルで利用可能な型が自動生成されるヘルパー機能を追加。
next lint
の廃止:next lint
コマンドは非推奨となり、Next.js 16で削除される予定。
出展:Next.js 15.5
Go製のTypeScript-firstリンター「Rslint」がRspackファミリーに追加
日付:2025年8月15日
Rspackファミリーに、Goで書かれた新しいTypeScript-firstリンター「Rslint」が追加された。Rust製ではなく、typescript-goを利用している。
このプロジェクトはtsgolintのフォークであり、現在はexperimental stage。元のプロジェクトであるtsgolintに開発継続の予定がないため、作者の許可を得て引き継がれた。
出展:Rspack - X
リポジトリ:web-infra-dev/rslint
pnpm v10.15 がリリース
日付:2025年8月19日
pnpm v10.15 がリリース。未使用のカタログエントリーを削除する cleanupUnusedCatalogs
設定や、設定依存関係からの pnpmfile の自動ロード機能が追加された。また、pnpm config
コマンドが改善され、プロパティパスの指定や JSON 形式の入出力に対応した。
cleanupUnusedCatalogs
:true
に設定すると、インストール時に未使用のカタログエントリーを削除する設定が追加された。- pnpmfileの自動ロード:
@*/pnpm-plugin-*
という名前の設定依存関係から pnpmfile を自動的にロードする。 pnpm config
コマンドの改善:pnpm config get
がプロパティパス (catalog.react
など) を受け付けるようになった。pnpm config get --json
とpnpm config set --json
により、JSON 形式での値の入出力が可能になった。
- peer dependencies の解決: 欠落している peer dependencies を自動インストールする際、ルートワークスペースパッケージの直接の依存関係に存在するバージョンを優先するようになった。
GitHub APIドキュメントからGraphQL Explorerを2025年11月1日に削除
日付:2025年8月22日
GitHubは、2025年11月1日にGitHub GraphQL APIを手軽に試すことが出来るGraphQL Explorerを廃止する。
代替として、好みの開発ツールをセットアップするためのガイドが提供される予定。
出展:GraphQL Explorer removal from API documentation on November 1, 2025
GitHub Issuesで依存関係の指定が可能に
日付:2025年8月21日
GitHub Issuesで、特定のissueが他のissueによって「blocked by」または「blocking」関係にあることを指定する機能が一般利用可能になった。これにより、ある作業が完了するまで他の作業を開始できないといった依存関係を定義できる。
利用を開始するには、issueのサイドバーにある「Relationships」セクションから「Mark as blocked by」または「Mark as blocking」を選択する。各関係タイプにつき最大50件のissueをリンク可能。
依存関係にあるissueは、以下のフィルターを使用して検索できる。
is:blocked
: ブロックされている全てのissueを返すis:blocking
: 他のissueをブロックしている全てのissueを返すblocked-by:
: 特定のissueによってブロックされているissueを返すblocking:
: 特定のissueをブロックしているissueを返す
この機能はREST API、GraphQL API、Webhooksでもサポートされている。