Frontend Weekly 2024-01-26
Chrome 121
Chrome 121 がリリースされました。今回のリリースは、WebGPU に興味がない人にとってはそこまで面白くないかもしれません。
https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-121?hl=en
Qualcomm および ARM の GPU を搭載した Android 12 以上のデバイスにおいて、WebGPU がデフォルトで有効になりました。他にも WebGPU の機能がいくつか追加されています。
https://developer.chrome.com/blog/new-in-webgpu-121?hl=ja
DOM API などではないですが、ブラウザ自体の機能として生成 AI を利用したタブの整理、テーマの作成、フォーム入力支援機能が追加されました。
https://blog.google/products/chrome/google-chrome-generative-ai-features-january-2024/
他、CSS の変更としては、font-palette による CSS アニメーションのサポート、scrolllbar-color と scrollbar-width によるスクロールバーのカスタマイズ、::spelling-error
と::grammer-error
を利用したスペルエラーや文法エラーのカスタマイズが出来るようになりました。
Next.js 14.1
Next.js 14.1 がリリースされました。このバージョンでは多くの機能改善を含みます。
https://nextjs.org/blog/next-14-1
Next.js は特に App Router から「セルフホスティングが難しい」「エラーが分かりにくい」と言われていましたが、セルフホスティングのドキュメントが拡充されカスタムキャッシュハンドラーが提供され、多くのケースでエラーが丁寧なメッセージを返すようになったそうです。
他に改善と書かれていますが Parallel & Intercepted Routes のバグが修正され、App Router でも pushState と replaceState が使用可能になりリロード耐性などの実装が簡単になりました。
Bun 1.0.24
Bun v1.0.24 がリリースされました。
https://bun.sh/blog/bun-v1.0.24
Bun v1.0.24 では、Bun Shell というクロスプラットフォームなシェルスクリプトを記述できる関数$
が提供されました。zxに似ています。
Deno v1.40
Deno v1.40 がリリースされました。
Temporal APIがサポートされました。Temporal は既存の Date オブジェクトの問題を解消し、日付と時間を扱う新しい標準 API として提案されたものです。
またimport.meta.filename
、import.meta.dirname
がサポートされました。
console.log(import.meta.filename);console.log(import.meta.dirname);
/*$ deno run /dev/my_module.ts/dev/my_module.ts/dev/*/
Safari 17.3
Safari 17.3 がリリースされました。
https://webkit.org/blog/14919/webkit-features-in-safari-17-3/
特に言うことがないです。Samesite=Lax だと Cokkie を正しく送らなくなるバグが修正されました。
Clerk
Clerk がシリーズ B で Stripe との連携を発表しました。Stripe Billing と連携して、サブスクのプランに応じてユーザーの権限を認可するといったことが出来るようになるそうです。