Claude Code、並列サブエージェントをスクリプトで編成する dynamic workflows
Claude Code の dynamic workflows が一般提供になった。Claude がプロンプトからオーケストレーション用の JavaScript を生成し、ランタイムが会話を占有せずバックグラウンドで実行する。サブエージェント・スキル・agent teams では会話のコンテキストに中間結果が載るのに対し、ループ・分岐・中間結果はスクリプト側に置き、独立した検証や複数角度からの下書きといった品質パターンをコードで繰り返し適用できる。
要件は Claude Code v2.1.154 以降。Pro・Max・Team・Enterprise の各プラン、Anthropic API、Amazon Bedrock、Google Cloud Vertex AI、Microsoft Foundry で利用できる。CLI・Desktop・VS Code 拡張が対象。Pro は /config の Dynamic workflows 行から有効化する。Max・Team・Enterprise と API 経由では既定でオン。
起動方法は次のとおり。
- プロンプトでワークフロー作成を依頼する(例: 「Create a workflow」)
/effort ultracodeで effort を xhigh にし、実質的なタスクごとに Claude がワークフロー化を判断する- プロンプトに
ultracodeを含める(v2.1.160 未満のトリガー語はworkflow)。自然言語の「use a workflow」も同等に扱う - 同梱の
/deep-researchで、WebSearch を用いた多角検索・取得・相互検証・引用付きレポートを一括実行する
初回トリガー時は CLI でフェーズ一覧と実行確認が出る。Desktop では承認カードで Once / Always / Deny を選ぶ。auto モードでは初回のみ(ultracode 有効時はプロンプト省略)。claude -p と Agent SDK では対話確認なしで即開始する。ワークフローが起動したサブエージェントは acceptEdits でファイル編集を自動承認し、セッションのツール allowlist を継承する。
実行中は /workflows でフェーズ別のエージェント数・トークン・経過時間を追い、一時停止(p)・エージェント再起動・停止ができる。同一セッション内では完了済みエージェントの結果を再利用して再開できる。Claude Code を終了すると次セッションは最初からやり直しになる。成功した run のスクリプトは s で .claude/workflows/(リポジトリ共有)または ~/.claude/workflows/(個人)に保存し、以後 / コマンドとして再利用できる。
ランタイムの上限は、同時エージェント最大 16(CPU に応じてさらに減る)、1 run あたり合計 1000 エージェント。ワークフロー本体はファイルシステムやシェルに直接触れず、エージェントが読み書きとコマンドを担う。1 回の run は通常の会話より多くのトークンを消費し、プランの利用枠・レート制限にカウントされる。
個人で無効化するには /config の Dynamic workflows、~/.claude/settings.json の "disableWorkflows": true、環境変数 CLAUDE_CODE_DISABLE_WORKFLOWS=1 がある。組織全体は managed settings または Claude Code 管理画面のトグルで切り替えられる。