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Claude、クリエイティブ向けコネクタを拡充

Anthropicは、映像・音楽・3D・VJなどの制作現場で使われるソフトウェアにClaudeを横断的に接続するコネクタ群を追加した。反復作業の削減や、既存ツールの上での試行錯誤の加速を狙い、会話から各製品の公式ドキュメントやAPI、カタログにアクセスできるようにしている。

  • AbletonはLiveとPush向けの公式ドキュメントに根拠を置いた回答を可能にする。
  • Adobe for creativityはPhotoshop、Premiere、ExpressなどCreative Cloud上の50本超のツールと連携し、画像・動画・デザインの制作を会話から進められる。
  • Affinity by Canvaはレイヤー改名やバッチ調整、書き出しなどの反復作業や、アプリ内での独自機能生成を想定している。
  • Autodesk Fusionはサブスク加入者が会話から3Dモデルの作成や変更を行える。
  • BlenderはPython APIへの自然言語インターフェースを通じて、シーン解析やデバッグ、オブジェクト一括変更用スクリプトの作成などに使える。
  • Blender向けコネクタは開発者によるMCP実装として公式提供され、Claude以外の言語モデルからも利用できる。AnthropicはBlenderプロジェクトへの資金提供を行い、2026年5月1日の本文改訂でその受領形態はBlender Development Fundではなく一回限りの寄付として差し替えられた。
  • Resolume ArenaとResolume Wireはライブ演出向けに、自然言語でArena・Avenue・Wireをリアルタイム制御できる。
  • SketchUpは部屋や家具、敷地コンセプトを会話で起案し、SketchUp側で仕上げる流れを想定している。
  • SpliceはロイヤリティフリーのサンプルカタログをClaude内から検索できる。

利用例として、複雑なソフトのオンデマンド解説、Claude Codeによるシェーダやプラグインの生成、複数アプリ間のデータ整形や形式変換、反復的なアセット処理やシーン横断の手作業削減が挙げられている。視覚案の探索と他ツールへの引き渡しはAnthropic LabsのClaude Designが担い、現時点ではCanvaへのエクスポートから始まる。

Rhode Island School of DesignのArt and Computation、Ringling College of Art and DesignのFundamentals of AI for Creatives、Goldsmiths, University of LondonのMA/MFA Computational Artsの3プログラムで、学生と教員にClaudeと新コネクタへのアクセスを提供し、フィードバックを集める。今後の参加校拡大を予定している。

#参考文献