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Autograph

Maxon は、ロゴやテキスト、シェイプ、トランジションなどのモーショングラフィックスからショット用のルックまでを一つの環境で扱うスタンドアロンアプリとして Autograph を位置づけている。GPU 駆動のエンジンと拡張性を前面に出し、放送やオンライン向けのグラフィックス制作で統合ツールセットを求める利用者向けだと説明されている。個人ユーザー向けの無料提供に加え、Universe プラグインと Red Giant の OFX ツールは別途ライセンスが必要である。

テキストの多様なプロパティをアニメーション化し、ワンクリックで 3D の押し出しメッシュへ切り替えられる。Illustrator や Figma の SVG、Affinity や Photoshop の PSD を取り込んでアニメーション化できる。1 つのコンポジションから相対定義により複数フォーマットへレンダリングするレスポンシブなデザインコンポジションに対応し、直前のフォーマット変更にも回しやすいと謳っている。

外部データをプロジェクトに接続してコンテンツ差し替えを自動化できるため、テロップやデータ駆動のグラフィックのように、デザインと更新作業を分けた運用にも向く。エフェクトやルックは Modifiers と呼ばれる仕組みでレイヤーに積み、ネイティブの GPU 向けエフェクトに加え OpenFX、Shadertoy、マルチチャンネル EXR、Photoshop レイヤー、ProRes、ACES と OCIO に対応する。3D は Pixar の OpenUSD をベースにした環境で、Filament によるリアルタイムの物理ベースレンダーを使う。Red Giant と Universe は Modifier リストや Maxon Studio のプラグインページから辿れる。

Instancer は Maxon 全体の名称統一のため Cloner に改められた。開発調整の結果として当面利用できない機能もある。RE Effects、Boris FX、Digital Anarchy などのサードパーティ OpenFX は各社の提供経路から入手できる。対応 OS は Windows と macOS である。

入門動画のほか、Maxon Learn の Getting Started with Autograph シリーズで操作の流れを追える。

#参考文献