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Git & GitHub入門講座

本講座はノンプログラマーの方向けの Git & GitHub 入門講座です。 Git や GitHub だけでなく、プログラミング経験がない方で受講に支障はありません。

ただし、ファイルやフォルダの作成などの基本的な PC 操作は行えることが前提となります。

#講座の目標

  • Git と Github が利用できる環境を整える。
  • Git と Github の大まかな役割や機能を知る。

#Git とは

  • 最も利用されているバージョン管理システム。
  • Git を利用すると「ファイルを誰が・いつ・どのような変更を加えたか」を記録・追跡することが出来るようになる。

#Github とは

  • 最も利用されているコード管理サービス。
  • ファイルを Git の状態と共にオンライン上に保存し、他の人と共有することが出来る。
  • Git の拠点/中心(hub)

#環境構築について

Git に限らず、プログラミングや開発においては、環境構築が最初の壁となることが多いと言われています。

環境構築は、OS やアプリケーション及び、それらのバージョンによって大きく異なる場合があり、数年前の方法がそのまま使えるとは限りません。

以降で紹介する方法は、なるべく簡単で安定していると思われるものを選択しています。

次の OS で動作確認を行っています。

  • Windows 11 23H2
  • macOS Sequoia 15.2

#macOS の環境構築

#ターミナルの起動

環境構築および Git を使うにはターミナルを使う必要があります。ターミナルは macOS に標準で搭載されているアプリケーションです。

まずは Spotlight 検索を開いてください。コマンドキーとスペースを同時に押すと開きます。

次に「ターミナル」と入力して Enter を押してください。

次のような画面が表示されれば成功です。背景が黒かったり、表示されている文字列が違うかもしれませんが、問題ありません。

ターミナルは Git を利用する上でも使用します。開き方を覚えておきましょう。 Dock に追加しておいても良いかもしれません。

#Homebrew のインストール

Homebrewは macOS 用のパッケージ管理システムです。Homebrew を使うと簡単にアプリケーションをインストールすることが出来ます。

まずはターミナルを開いて、次のコマンドをコピー&ペーストして Enter を押してください。

bash
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

するとパスワードの入力を求められるので、自身の PC のパスワードを入力してください。 ターミナルではパスワードを入力しても文字が表示されないので注意してください。

正しいパスワードが入力されると、次は Enter の入力を求められます。Enter を押してください。

インストールが完了すると、次のような表示になっていると思います。

使えるようになっているかを確認するために、次のコマンドをターミナルに入力して Enter を押してください。Homebrew のバージョンが表示されたら使える状態になっています。

bash
brew --version

もしバージョンが表示されない場合は、次のコマンドをターミナルに入力して Enter を押してください。

bash
(echo; echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"') >> ~/.zprofile
    eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"

ターミナルを一度閉じて再度開いて、再度brew --versionを入力して、バージョンが表示されることを確認してください。

確認が出来たら、Homebrew のインストールは完了です。

#Git のインストール

最近の macOS は、Git が標準で搭載されるようになりましたが、環境によってはインストールされていない可能性があります。

まずは Git が使えるようになっているかを確認しましょう。次のコマンドをターミナルに入力して Enter を押してください。

bash
git --version

次のようにバージョンが表示されていれば、既に使える状態になっています。

バージョンが表示されない場合、次のようなメッセージが表示されると思います。 デベロッパーツールをインストールを押してください。

使用許諾契約書が表示されるので、同意できる場合は「同意する」をクリックしてください。同意できない場合は、Git の使用を諦めましょう。

デベロッパーツールのインストールには、それなりに時間がかかる場合はあります。気長に待ってください。

インストールが完了したら、再度git --versionを入力して Enter を押してください。バージョンが表示されれば、Git のインストールは完了です。

#GitHub CLI のインストール

GitHub CLI は、Github が提供する Github をコマンドラインから操作するためのツールです。

次のコマンドをターミナルにコピー&ペーストして、Enter を押してください。

shell
brew install gh

コマンドを入力できる状態になったら、GitHub CLI のインストールは完了しています。

次のコマンドを入力して Enter を押してください。

shell
gh --version

バージョンが表示されていれば、GitHub CLI のインストールは完了です。

#Windows の環境構築

#PowerShell の起動

環境構築を行うために Windows PowerShell を利用します。Windows PowerShell は Windows に標準で搭載されているアプリケーションです。

まずはスタート検索を開いてください。タスクバーにある 🔍 アイコンを押すか、Windows キーと S キーを同時に押すと開きます。

次に「PowerShell」と入力して Enter を押してください。

次のような画面が表示されれば成功です。表示されている文字列や背景色が違うかもしれませんが、問題ありません。

#WinGet のインストール

WinGet は Microsoft が提供する Windows パッケージ管理システムです。WinGet を使うと簡単にアプリケーションをインストールすることが出来ます。

まずは、WinGet が使えるようになっているか確認しましょう。PowerShell を開き、次のコマンドをコピー&ペーストして Enter を押してください。

shell
winget --version

次のようにバージョンが表示されていれば、既に WinGet が使える状態になっているため、WinGet のインストールは不要です。

バージョンが表示されなかった場合、次のリンクにアクセスして、「インストール」を押してください。

アプリ インストーラー - Microsoft Apps

次のような表示がされたら、「Microsoft Store で入手」をクリックしてください。

Microsoft Store が開いたら、「インストール」を押してください。 次のように「インストール済み」の表示になったら、WinGet が使えるようになっているはずです。

最後に WinGet が使えるようになったかを確認するために、再度次のコマンドを PowerShell に入力して Enter を押してください。

shell
winget --version

バージョンが表示されたら、WinGet のインストールは完了です。

#Git のインストール

次のコマンドをコピー&ペーストして PowerShell に貼り付けて実行してください。

shell
winget install --id Git.Git -e --source winget

実行すると途中で管理者としての実行が要求されるので許可してください。 問題がなければ、次のような表示になり Git のインストールが完了します。

PowerShell を右上にある ✖ ボタンを押して一度閉じて、再度開いてください。 PowerShell が開けたら、次のコマンドを入力して Enter を押してください。

shell
git --version

次のようにバージョンが表示されていれば、Git のインストールは完了です。

#GitHub CLI のインストール

GitHub CLI は、Github が提供する Github をコマンドラインから操作するためのツールです。

次のコマンドを PowerShell にコピー&ペーストして、Enter を押してください。

shell
winget install --id GitHub.cli

「インストールが完了しました」という表示がされたら、PowerShell を一度閉じて再度開いてください。

再度 PowerShell を開いたら、次のコマンドを入力して Enter を押してください。

shell
gh --version

バージョンが表示されていれば、GitHub CLI のインストールは完了です。

#Github のアカウント作成

Github を利用するためには、Github のアカウントが必要です。

次の URL にアクセスして、メールアドレス、パスワード、ユーザー名を入力してアカウントを作成してください。

https://github.com/signup

次の画面まで進んでください。入力したメールアドレスに Github からメールが届いているはずです。 添付されているコードを入力しましょう。

コードを入力するとサインインを求められるので、ユーザー名とパスワードを入力して「Sign in」を押してください。

サインインが出来たら、右上のアイコンを押してください。次のようなメニューが開かれます。 「Your profile」を押して、自分のプロフィールページに移動してください。

次のようなページが開かれます。

これで Github のアカウント作成は完了です。

#Git の基本操作

Git の基本的な操作を学びましょう。

以降、「ターミナルに入力してください」と書いてある場合、Windows では PowerShell を利用してください。どちらでも同じ操作が出来ます。

#git config

「ファイルを誰が・いつ・どのような変更を加えたか」を記録する前に、誰が変更を加えるかの設定をする必要があります。

まずは、次のコマンドの「ユーザー名」を自身の Github に登録したユーザー名に変更して、ターミナルに入力してください。

shell
git config --global user.name "ユーザー名"

続いて、次のコマンドの「メールアドレス」を自身の Github に登録したメールアドレスに変更して、ターミナルに入力してください。

shell
git config --global user.email "メールアドレス"

これにより、Github に登録したアカウントで変更を行うことが記録されるようになります。

なお、この操作を毎回行う必要はありません。一度設定すれば、その設定は維持されます。

#cd

Git で管理するフォルダを作成します。

今回は、デスクトップに「git-tutorial」という名前のフォルダを作成してください。

続いてターミナルにcdと入力した状態でスペースキーを押して隙間を空けたら、Enter を押さずに、そこに作成した「git-tutorial」フォルダをドラッグ&ドロップしてください。

shell
cd

すると、cdの後ろに「git-tutorial」フォルダのパスが表示されるはずです。Enter を押してください。

次のように移動したフォルダの名前が左側に来るようになっていれば成功です。表示が少し異なる場合があります。

cdコマンドを利用すると、cdの後ろに指定したフォルダに移動することが出来ます。

Tips:エイリアスを利用した移動

フォルダの移動に、ドラッグ&ドロップを行う必要はありません。

例えば、デスクトップへの移動は次のように入力すれば出来ます。

shell
cd ~/Desktop

つまり、「git-tutorial」フォルダに移動するには次のように入力します。

shell
cd ~/Desktop/git-tutorial

#git init

「git-tutorial」フォルダに移動出来たら、Git で管理するフォルダとして初期化します。

Git で管理するフォルダのことを「Git リポジトリ」と呼びます。

次のコマンドを入力してください。

shell
git init

次のような表示がされていれば成功です。

これで「git-tutorial」フォルダが Git リポジトリとして初期化されました。

#ls

Git リポジトリを作成しました。次に、ファイルを Git リポジトリに追加します。

次のリンクをクリックして、languages.jsonという名前のファイルをダウンロードしてください。

languages.json

ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルを「git-tutorial」フォルダに入れてください。

ターミナルに戻り、ファイルが「git-tutorial」内にあることを確認します。次のコマンドをターミナルに入力してください。

shell
ls

次のようにlanguages.jsonが表示されていれば「git-tutorial」フォルダ内にファイルが存在します。

lsコマンドを利用すると、現在いるフォルダ内にあるファイルやフォルダを一覧表示することが出来ます。

#git status

Git リポジトリとして利用している「git-tutorial」フォルダにファイルを追加しました。

しかし、これだけでは Git リポジトリに追加されていません。

次のコマンドをターミナルに入力してください。

shell
git status

git statusコマンドを実行すると、次のように Git リポジトリ内のファイルの状態を確認することが出来ます。

txt
~\Desktop\git-tutorial$ git status
On branch master

No commits yet

Untracked files:
  (use "git add <file>..." to include in what will be committed)
        languages.json

nothing added to commit but untracked files present (use "git add" to track)

表示された文章を見るとlanguages.jsonが「Untracked files」に含まれています。この Untracked(未追跡)とは、Git の管理下にない(Git リポジトリに追加されていない)状態のことを指します。一方、Tracked とは、Git リポジトリに追加されている状態のことを指しています。

Tips:簡潔なstatusの表示

次のように--shortオプションを付けると簡潔に表示されます。

shell
git status --short

??は Git リポジトリに追加されていないファイルであることを示しています。

txt
~\Desktop\git-tutorial$ git status --short
?? animals.json
?? categories.json
?? tags.json

#ステージング環境とコミット

Git リポジトリにファイルを追加する前に、「ステージング環境」と「コミット」という概念を知っておく必要があります。

Git リポジトリにファイルは追加されている状態には 2 段階あります。まず「ステージング環境」に追加し、 次に「コミット」と呼ばれる処理を行い Git リポジトリへ正式に追加することで、はじめて変更を追跡できるようになります。

この説明が難しければ、次のようなイメージを持ってください。

  • ステージング環境に追加する:一時保存。変更を追跡できない。
  • コミットする:保存。変更を追跡できる。

#git add

ファイルを Git リポジトリの「ステージング環境」に追加します。

次のコマンドをターミナルに入力してください。

shell
git add languages.json

git addコマンドを利用すると、Git リポジトリの「ステージング環境」にファイルを追加することが出来ます。

git statusコマンドを実行して、languages.jsonが「Changes to be committed」に含まれていることを確認してください。次のような表示になっていれば成功です。

txt
~\Desktop\git-tutorial$ git add .\languages.json
~\Desktop\git-tutorial$ git status
On branch master

No commits yet

Changes to be committed:
  (use "git rm --cached <file>..." to unstage)
        new file:   languages.json

これでファイルが Git リポジトリの「ステージング環境」に追加されました。

#git commit

ファイルをコミットして変更を追跡できる状態にします。-mの後ろにメッセージを入力する必要があります。 メッセージには一般的に変更理由や変更内容などを記載することが多いです。

shell
git commit -m "languages.jsonを追加"

次のような表示がされていれば成功です。

txt
~\Desktop\git-tutorial$ git commit -m "languages.jsonを追加"
[master (root-commit) f056a02] languages.jsonを追加
 1 file changed, 12 insertions(+)
 create mode 100644 languages.json

続いて、git statusコマンドを実行してください。次のような表示がされます。 これは、Git リポジトリ内に追跡されていないファイルもコミットされていないファイルもないことを示しています。

txt
~\Desktop\git-tutorial$ git status
On branch master
nothing to commit, working tree clean

これでファイルの変更を追跡できる状態になりました。

#git add -A

ファイルをステージング環境に上げるコマンドは、次のようにgit addを使いました。

shell
git add languages.json

複数ファイルをステージング環境に上げる場合は、ファイル毎にgit addを実行するか、git addの後ろにスペース区切りでファイル名を列挙する必要があります。

shell
git add languages.json
git add animals.json
git add categories.json
git add tags.json
shell
git add languages.json animals.json categories.json tags.json

しかし、ファイル数が非常に多い場合には、手間はかかります。その場合は、次のように-Aオプションを付けることで、対象となる全てのファイルをステージング環境にまとめて上げることが出来ます。

shell
git add -A

-Aオプションはファイル名を入力しなくて良くなるため、対象となるファイルが 1 つだけの場合でも利用する方が多くいます。ですが、全てのファイルをステージング環境に追加するため、誤ったファイルを追加してしまう可能性があります。注意して利用してください。

#.gitignore

git add -Aなどによって、誤ったファイルを Git リポジトリに追加しない仕組みとして、.gitignoreファイルというものが存在します。 今回は紹介するだけですが、必要になることがあると思うので、記憶の片隅に置いておいてください。

次のような内容の.gitignoreファイルを作成して、Git リポジトリに追加すると、そのファイルに記載されたファイルは Git リポジトリに追加されなくなります。

txt
secret.txt
secret-folder/
auth-keys.json

*.log

#git reset

また、.gitignore ファイルに記載していないがコミットに含めたくないファイルをステージング環境に上げてしまった場合は、git resetコマンドを利用します。

間違えたファイルをステージング環境に上げてしまった場合は、次のようにコマンドを入力すれば取り消せます。

shell
git reset 間違えてファイルのパス

また、全てのファイルをステージング環境から外す場合は、次のコマンドを実行してください。

shell
git reset .

#Github と接続する

Git リポジトリを Github とやりとりするためには、Github と PC が接続できるようにする必要があります。

Github CLI を利用して、Github と接続しましょう。

次のコマンドをターミナルに入力してください。

shell
gh auth login

すると順番に質問が表示されます。それぞれの質問に対して、次のように選択肢を選んでください。

  • Where do you use GitHub?:Github.com
  • What is your preferred protocol for Git operations on this host?:HTTPS
  • Authenticate Git with your GitHub credentials?:Y
  • How would you like to authenticate GitHub CLI?:Login with a web browser

すると次のような表示になっているはずです。 そのまま Enter を押してください。https://github.com/login/device が開かれるはずです。

txt
~\Desktop\git-tutorial$ gh auth login
? Where do you use GitHub? GitHub.com
? What is your preferred protocol for Git operations on this host? HTTPS
? Authenticate Git with your GitHub credentials? Yes
? How would you like to authenticate GitHub CLI? Login with a web browser

! First copy your one-time code: 4D32-7C0A
Press Enter to open https://github.com/login/device in your browser...

自身の Github アカウントが表示されるので、「Continue」をクリックしてください。

次のような表示がされたら、ターミナルに記載されている「First copy your one-time code: 」の後ろにあるコードを入力してください。

「Authorize github」をクリックしてください。

「Congratulations, you’re all set!」と表示されたら、Github と接続できるようになっています。

#リモートリポジトリの作成

自身 PC 上にある Git リポジトリをローカルリポジトリ、Github 上の Git リポジトリをリモートリポジトリと呼びます。 リモートリポジトリを作成することで、他の人との共有や、バックアップが可能になります。

リモートリポジトリを作成しましょう。

まずは、自身の Github のプロフィールページにアクセスしてください。

「Repositories」タブをクリックして、リポジトリ一覧ページに移動してください。

右上にある「New」ボタンをクリックして、リポジトリ作成ページに移動してください。

次のように設定をして、「Create repository」ボタンをクリックしてください。

  • Repository name に「git-tutorial」と入力してください。
  • Private を選択してください。
    • Private にすることで、他の人にリポジトリを見られないようにすることが出来ます。

次の画面が表示されたら、リモートリポジトリの作成は完了です。

#おまじない

Git と Github 間の操作に入る前に、操作が簡単になる設定をいくつか行っておきましょう。

まずは次のコマンドをターミナルに入力してください。

shell
git config --global --add push.autoSetupRemote true

続いて、次のコマンドを入力してください。

shell
git config --global pull.default current

これで、以降の操作が少し楽になります。

#Git、Github 間の操作

Git と Github 間でデータをやり取りする方法を学びましょう。

#ローカルリポジトリと紐づける

ローカルリポジトリとリモートリポジトリを紐づけましょう。

リモートリポジトリ作成後の画面に書かれている次のようなコマンドを順番にターミナルへ入力すれば、リモートリポジトリとローカルリポジトリを紐づけることが出来ます。

上側に記載されている「…or create a new repository on the command line」の方は、リモートリポジトリを作成した後にローカルリポジトリと紐づける場合に利用します。今回は、先にローカルリポジトリを作成しているので、下側に記載されている「…or push an existing repository from the command line」の方を利用します。

txt
…or push an existing repository from the command line
git remote add origin https://github.com/your-account/git-tutorial.git
git branch -M main
git push -u origin main

git-tutorial フォルダに移動して、順番にコマンドを入力していきます。

まずは次のコマンドを入力してください。URL はユーザーによって異なるので自身のリポジトリの画面からコピー&ペーストしてください。

shell
git remote add origin https://github.com/your-account/git-tutorial.git

次に、次のコマンドを入力してください。

shell
git branch -M main

最後に、次のコマンドを入力してください。

shell
git push -u origin main

ターミナルの表示は次のようになっているはずです。

txt
~$ cd ~\Desktop\git-tutorial\
~\Desktop\git-tutorial$ git remote add origin https://github.com/your-account/git-tutorial.git
~\Desktop\git-tutorial$ git branch -M main
~\Desktop\git-tutorial$ git push -u origin main
Enumerating objects: 3, done.
Counting objects: 100% (3/3), done.
Delta compression using up to 28 threads
Compressing objects: 100% (2/2), done.
Writing objects: 100% (3/3), 322 bytes | 322.00 KiB/s, done.
Total 3 (delta 0), reused 0 (delta 0), pack-reused 0 (from 0)
To https://github.com/your-account/git-tutorial.git
 * [new branch]      main -> main
branch 'main' set up to track 'origin/main'.

ここまで出来たら、Github のリポジトリページをリロードしてください。ローカルリポジトリの内容がリモートリポジトリに反映されているはずです。

#Github でコードを編集

GitHub のリポジトリページを見ると、大きく「Add a README」と書かれていることに気づくと思います。GitHub では、README.md という名前のマークダウンファイルを作成すると、リポジトリページにその内容が表示されるようになります。

README.md を作成してみましょう。

「Add a README」ボタンを押してください。

次のような画面が表示されるので、実際に README.md の内容を入力してください。 README.md には一般的にリポジトリの説明や使い方、注意事項などを記載しますが、今回は特に内容がないので、見出しと適当な文章を書いてください。マークダウンでは、いくつかの#の後にスペースを空けて文字を入力すると見出しを作成することが出来ます。

編集が終わったら、「Commit changes」ボタンを押してください。

次のような表示がされたら、「Commit changes」を押してコミットを行いましょう。

すると、リポジトリページの表示が次のように変わっているはずです。また、README.md ファイルがリモートリポジトリ内に追加されていることが確認できます。

#git pull

リモートリポジトリに加えた変更をローカルリポジトリに反映させるには、git pullコマンドを使用します。

次のコマンドをターミナルに入力してください。

shell
git pull

ターミナルは次のような表示になっていると思います。

txt
~$ cd ~/Desktop/git-tutorial/
~\Desktop\git-tutorial$ git pull
remote: Enumerating objects: 4, done.
remote: Counting objects: 100% (4/4), done.
remote: Compressing objects: 100% (3/3), done.
remote: Total 3 (delta 0), reused 0 (delta 0), pack-reused 0 (from 0)
Unpacking objects: 100% (3/3), 995 bytes | 248.00 KiB/s, done.
From https://github.com/hrdtbs/git-tutorial
   612d64a..800591e  main       -> origin/main
Updating 612d64a..800591e
Fast-forward
 README.md | 3 +++
 1 file changed, 3 insertions(+)
 create mode 100644 README.md

lsコマンドを実行して、README.mdがローカルリポジトリに追加されていることを確認してください。

txt
~\Desktop\git-tutorial$ ls

Mode                 LastWriteTime         Length Name
----                 -------------         ------ ----
-a----        2024/12/11      15:22            133 languages.json
-a----        2024/12/11     15:44             75 README.md

#git push

ローカルリポジトリに加えた変更をリモートリポジトリに反映させるには、git pushコマンドを使用します。

まずは、ローカルリポジトリに変更を加えます。次の作業を行ってください。

  1. 「git-tutorial」フォルダに、好きなファイルを追加する。
  2. ファイルをステージング環境に追加する。
  3. ファイルをコミットする。

ローカルリポジトリに変更を加えたら、次のコマンドをターミナルに入力してください。

shell
git push

ターミナルは次のような表示になっていると思います。

txt
~\Desktop\git-tutorial$ git push
Enumerating objects: 11, done.
Counting objects: 100% (11/11), done.
Delta compression using up to 28 threads
Compressing objects: 100% (6/6), done.
Writing objects: 100% (6/6), 674 bytes | 674.00 KiB/s, done.
Total 6 (delta 5), reused 0 (delta 0), pack-reused 0 (from 0)
remote: Resolving deltas: 100% (5/5), completed with 5 local objects.
To https://github.com/your-account/git-tutorial.git
   c7192af..a5ce5d7  main -> main

リモートリポジトリを確認すると、今コミットしたファイルが追加されていることが確認できます。

#git log

Github 上で、リポジトリのコミット履歴を確認することが出来ます。

リモートリポジトリを開いてください。

「Code」ボタンの下にある「Commits」をクリックしてください。 するとコミット履歴が表示されます。

git logコマンドを利用すると、ローカルリポジトリのコミット履歴を確認することも出来ます。

次のコマンドをターミナルに入力してください。

shell
git log

次のようにコミット履歴が表示されているはずです。

txt
~\Desktop\git-tutorial$ git log
commit a5ce5d7f984159920d641775bae8374329bdfd61 (HEAD -> main, origin/main,
 origin/HEAD)
Author: your-account <[email protected]>
Date:   Mon Dec 16 07:58:43 2024 +0900

    animals.jsonを追加

commit c7192aff285c86129cd82bae58dd3e241b0b2adc
Author: your-account <[email protected]>
Date:   Sun Dec 15 15:51:25 2024 +0900

    README.mdを追加

#git clone

リモートリポジトリをローカルリポジトリに複製するには、git cloneコマンドを使用します。

例えば、ローカルリポジトリを消してしまった場合や、自分や他の人が作成したリポジトリを使いたい場合などに利用します。

まずは、「git-tutorial」フォルダを削除してください。

フォルダを削除したら、リモートリポジトリのページを開いてください。

「Code」ボタンを押すと、次のようにリモートリポジトリの URL が表示されます。この URL をコピーしてください。

ターミナルを開いて、リポジトリを持ってきたい場所、今回はデスクトップに移動します。

shell
cd ~/Desktop

移動できたら、次のように入力した後にスペースを空けて、先ほどコピーした URL をペーストして実行してください。 ペーストは、Windows であれば Ctrl + V、Mac であれば Command + V を押すことで行うことが出来ます。

shell
git clone

次のような表示がされていれば成功です。

txt
~\Desktop$ git clone https://github.com/your-account/git-tutorial.git
Cloning into 'git-tutorial'...
remote: Enumerating objects: 6, done.
remote: Counting objects: 100% (6/6), done.
remote: Compressing objects: 100% (5/5), done.
remote: Total 6 (delta 0), reused 3 (delta 0), pack-reused 0 (from 0)
Receiving objects: 100% (6/6), done.

デスクトップを確認すると、「git-tutorial」フォルダが作成されているはずです。

#Git コマンドの整理

今回学んだ Git コマンドを整理しましょう。あまり使う機会のないコマンドは省いています。

コマンド説明
git initGit リポジトリを初期化する
git addファイルをステージング環境に追加する
git add -Aすべてのファイルをステージング環境に追加する
git commit -m "コミットメッセージ"ファイルをコミットする
git pushローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリに反映する
git pullリモートリポジトリの変更をローカルリポジトリに反映する
git cloneリモートリポジトリをローカルリポジトリに複製する

#まとめ

講座の目標が達成できたと思います。

  • Git と GitHub が利用できる環境を整える。
  • Git と GitHub の大まかな役割や機能を知る。

今回、Git と GitHub の機能として紹介したものは、まだまだ一部です。特に、複数人で同時開発を行う場合や承認フローなどを導入したい場合は、全く扱っていないブランチやマージ、プルリクエストなどの理解も必要になってきます。

ですが、今回紹介した内容を知っていれば、ほぼ 1 人での開発や、ファイルのバックアップなどには十分対応できるはずです。 また、少し分からないことがあっても、人や AI に質問することで解決できるようになっていると思います。